航空会社事情

唯一の国内線の航空会社にAir Marshall Islandsがあります。

飛行機は2機しかありません。

乗客19人が乗れるドイツ製のプロペラ機Dornier 228(ドルニエ228)が運行中。
(イメージはこれです。昨日、空港に行きましたがいませんでした。別の写真で)

もう1機は、50人程乗れるカナダ製のプロペラ機Dash-8。こちらはオーストラリアでDチェックと呼ばれる定期点検整備中で2013年初頭まで戻ってきません。

D(Detail)チェックとは装備品や構造部品をすべて分解しオーバホールする最大の整備作業で5〜10年に一回行われます。

これが終われば、しばらく安定した運行ができることになるのですが、マーシャルの場合はそうでもなさそうです。

離島の舗装されていないコンディションが悪い滑走路に加え、塩害とサービスパーツの予備がなくたびたび故障します。

また、もう一機、1986年製の中古のDornier228をアフリカから$1.4Mで買うという計画も進行中ですが、買えばよいということなんでしょうか。買った後のことをしっかりと考えているのか少し不安です。


ところで、国際線はUnited Airlinesがマジュロからハワイ、クワジェリン(至グアム)のみでしたが、12月10日からもう一社Our Airlineというナウルの航空会社が就航するようです。

これは画期的。南半球に直行する便ができます。フィジー、ソロモン、ナウルキリバス、そしてソロモン経由でオーストラリアのブリスベーンへ。人と物の流通が増えるのは確実です。

ハブ(スター型トポロジーの中心)になることがマーシャルが経済的に存続するキーになるかと思います。インターネットも中心になろうとしています。