コンテンポラリーダンス横浜借景
横浜では市をあげて、2012年はトリエンナーレすなわち芸術。2012年はダンス。2013年は音楽。という、連続性をもったテーマでイベントが企画されています。今年はダンスです。
昨日観たのは単なるダンスというよりは、商業施設MMテラスをそのまま舞台として使っての前衛的なパフォーマンスでした。異様でありながらその場に溶け込むところがなんとも面白かったです。
できたばかりの商業施設で、人通りも少なく、それを活用して、ドラッグストアーであったり、エスカレーターであったり、サンマルクカフェであったり、二階の吹き抜けであったりを縦横無尽に、数人のパフォーマーがやや誇張された通行人として動きまわります。
私には一つひとつ何をやっているのか完全に理解することはできませんが、どうも心の眼鏡を外して物事を見ろというメッセージが込められていたようです。30分ごとにパフォーマンスしているので３回ほど繰り返し観てみました。
中心的なパフォーマー二人は、ヨーロッパを中心に活動しているというのもグローバルな方達。ノルウェー人と日本人。マーシャルへ出発前に、よいものを観させていただきました。私なりにですがメッセージをしっかりと受け止めたつもりです。
2012年8月26日まで。M/Mグランドセントラルテラス。
よくぞ横浜のこの地で思い切ってやってくれたことに敬意を表して、お名前を残します。
Artist
ハイネ・アヴダル（fieldworks） Heine Avdal _ コンセプト・演出・出演
篠崎由紀子（fieldworks） Yukiko Shinozaki _ コンセプト・演出・出演
柴 幸男（ままごと） Yukio Shiba _ テキスト
ファブリス･モワネ Fabrice Moinet _ 音響デザイン
小浜正寛（ボクデス） Masahiro Kohama _ 振付・出演
神村 恵 Megumi Kamimura _ 振付・出演
社本多加 Taka Shamoto _ 振付・出演
川口隆夫 Takao Kawaguchi _ 振付・出演
長内裕美 Yumi Osanai _ 振付・出演
