Thin Clientでマーシャルを変えます

マーシャルでは物がよく壊れます。そして壊れたままになっています。

元々品質が悪い機械が多いのに加え、ひどい塩害が寿命を縮めています。ヒュンダイの車なんて錆びてぼろぼろです。私のアパートの中国製のエアコンは全部壊れてます。

パソコンは随分安くなりました。これもよく壊れます。今では管理に費やす費用の方が大きくなっています。セットアップ費や修理費用など維持費がばかになりません。

私は人口の半分を占める子供が通う学校にパソコン教育が必要と考えています。しかし多量のパソコンのセットアップに手間がかかりますし、壊れたらどうするのでしょう。

それを鮮やかに解決するのがThin Client(シンクライアント)です。

学校にはディスプレイとキーボードとマウスを必要な数だけ置きます。面倒なパソコン本体はNTAで預かります。これがThin Clientの環境です。

ユーザが使うクライアント端末は処理機能をもたないディスプレイとキーボードとマウスだけなのでこの名前で呼ばれています。

Thin Clientにつながるパソコンは塩害が及ばない空調が完璧なNTAのサーバルームで大切に管理されます。

仮想化の技術を組み合わせることで、無人で自動的にセットアップを行います。また、たとえ機材が壊れても自動的に新しいパソコンに切り替わります。

ユーザは全く手間いらずです。使うだけです。Thin Clientは、まさに、マーシャルの学校にぴったりのソリューションなのです。

ということで、今週、仮想化技術の最新のVMware VIEWでトライアル環境を完成させました。あわせて費用がどれくらいかかるかを試算しました。

これを使ってCTOが教育省向けにプレゼンをすることになっています。

これが実現すればマーシャルの貧しい家庭の子供でも平等にパソコンを学ぶ機会が与えられることになります。先進国と全く同じレベルのパソコン環境でです。

これって素晴らしくないですか?